食生活について

  • 2021.07.21 14:25
  • by デンタルクリニックT.T.C.

 デンタルクリニックT.T.C.では患者さんの生活習慣病の予防にも取り組んでいます。
生活習慣病は食事や運動、休養、仕事、対人関係などその人を取り巻く様々な環境やライフスタイルによって起こりえる病気です。
その中でも今回は食事に関する問題点を取り上げていきたいと思います。
日本では近年欧米諸国の食事様式が多く取り入れられており、肉類や油脂分の摂取量が大幅に増えています。
そういった食生活の変化に加えて不規則な食事にによって肥満や糖尿病が若い世代にも増えるようになっています。では、どのような食生活が生活習慣病を引き起こすのでしょうか。

脂肪摂取量の増加

脂肪1kgあたりのエネルギー量は約9kcalあり、炭水化物やたんぱく質などの4kcalと比べてかなり多い。また、脂肪の食品的な特徴として、食事の際口の中で融けて液状になるので噛まない状況を生みやすく、あまり噛まずに食べることで満腹になりにくく、食べすぎを引き起こしやすい。脂肪の摂取量を減らすには、食事構成の中で米やパンなどの主食を十分に摂取することが大切です。

食塩(塩分)摂取量

食事摂取基準から引用すると望ましい食塩摂取量は男性が9.0g/日、女性が7.5g/日となっている。現在の平均は10.1g/日であり、摂取基準からはまだまだ高い。
さらに、食塩摂取量は年齢とともに増加する傾向にあり高齢者の食塩摂取量は平均値をさらに上回っている。料理において適正な塩味は0.8-1.2%程度であるが、加工食品や外食では味が濃い傾向がある。食塩の取りすぎは高血圧、ひいては脳血管疾患を起こしやすくさせる。しかし、味の薄い食事はまずくて食欲がわかないし、また、高齢になると味の感覚低下によって塩味が感じにくくなる。また、安易な減塩は低栄養を招く恐れがある。なので、食塩摂取量を減らすためには単に塩味のみを低下させるのではなく、それに代わる味となる酢やレモンなどの柑橘類の酸味や出汁を効かせてうまみを強くし、香辛料などを利用して、味が低下することにならないようにすることや、塩分の多い加工品などの利用に配慮することが必要といえます。

ページの先頭へ
MENU